「モーニングショー」のメモ
○羽鳥パネル
“座りすぎ”が病を生む!?長生きのために立ち上がれニッポン
慶應義塾大学医学部教授
坪田一男さん
科学的アンチエイジングの研究・導入に取り組む
著書「1日6時間座っている人は早死にする!」など
◇座りっぱなしは死亡リスクUP!日本は座りすぎ大国
2011年シドニー大学の調査

世界20の国と地域のうち 最も座りすぎ
坪田先生からの警告
20~30分に一度は立ち上がりましょう
(その場で少し足踏みする程度で)
◇世界各国が警告 座りすぎのリスク
警告① スウェーデン
デスクワークが多い仕事は立つ機会が多い仕事より乳がんリスク約2.4倍(閉経前)
(25~64歳 スウェーデン人女性 約2万9000人対象)
ルンド大 アン・ヨンセン氏らの研究から・2015年
警告② アメリカ
車利用週10時間以上の人は週4時間未満の人より心疾患での死亡リスク約1.5倍
(7744人を対象に21年間調査)
米・ウォーレン博士らの研究から・2010年
警告③ オーストラリア
座る時間11時間以上/日の人は4時間未満/日の人より心疾患死亡リスク約40%増
(45歳以上成人22万人を対象)
シドニー大学の調査・2012年
警告④ オーストラリア
1時間以上座り続けると…寿命が22分縮む(1時間ごと)
(25歳以上の成人を対象)
クイーンズランド大 フェールマン博士らの研究から・2012年
◇座りすぎで死亡リスク 体の中で何が?
歩いているときは…血液が速く流れる
座っていると …血液の流れが遅くなる
歩くことの役割
→ ポンプの役割 足を動かすと全身に血液が循環
血流が遅くなると…
①血栓ができやすくなる
→ 心筋梗塞・脳梗塞
②体内に取り込まれるべき糖や中性脂肪が血中に残る
→ メタボ・糖尿病
③体内で炎症…細胞を傷つける
→ がん(特に乳がん)
◇検証 動いているつもりでも…実際に座っている時間は?

Aさん(40代主婦)の一日は…
起きていた17時間のうち9時間45分座っていた
注目は…約3時間座りっぱなし
坪田先生によると座りすぎのデッドラインは…
→ 一日6時間以上になるとキケン
Bさん(40代会社員)の一日は…
起きていた19時間のうち11時間45分座っていた
注目は…継続して座る時間は短い
坪田先生によると座っている合計時間が長くても小刻みに立てば…
→ 原理的にはリスクは軽減される
◇座り過ぎを防ぐために
対策した会社を取材
株式会社メタルワン…高さが変えられるデスクを導入
おととし移転に伴い 机を一新 → 立ちながら作業ができる環境
手軽に導入できる
①携帯用立ちデスク
②スマホアプリなど
一定時間座ったままだと警告してくれる
Androidでは 例えば…
座りすぎ防止タイマー
◇座ったままでもできる予防法
座りながらできる血流改善法

①つま先を天井向きに上げる
②5秒キープする
③30分ごとに左右5回ずつ
足が伸ばせない場所では…

・(膝を曲げたまま)片足だけ軽く上げる
・手で支えお尻を浮かせる(空気イス)
などでも効果あり
実は効果あり…
貧乏ゆすり
→ 血流改善の効果あり
足が不自由な人の予防法は?

2リットルペットボトルを上げ下げ
→ 上半身を動かすだけでも効果あり
◇こんな人こそ要注意!最もリスクが高いのは?
私は大丈夫…
「健康のことを考え定期的に運動しているんです」
↓
アメリカで問題に…アクティブカウチポテト
毎日運動しているので安心し それ以外の時間は座り続けている
↓
運動しないより良いが…
毎日20~30分の運動していても座りすぎのリスクは帳消しにならない