○常識クイズ!どっちがホント!?
意外と知らない「健康常識」編Part30
Q1.ウイルスが多く含まれているのはどっち?
A せき
B くしゃみ
Q2.医学的に正しいのはどっち?
A 偏平足(へんぺいそく)は疲れやすい
B 舌足らずは舌が短い
Q3.江戸時代 薬として使われていたのはどっち?(※訂正あり)
A 化石
B ミイラ
【正解】
Q1.
B くしゃみ
せき と くしゃみ の飛沫(しぶき)の数
せき…約10万個
くしゃみ…約200万個
理由:ウイルスは飛沫(しぶき)に含まれ 飛沫(しぶき)が多いくしゃみにウイルスが多い
せきやくしゃみのしぶき(飛沫)は約2m飛び散る → 飛沫感染対策としてマスク
インフルエンザの言葉の由来は“星の影響”
中世の占星術…星から流れる不思議な力を持った液(霊液)が人間の行動や運命を決めている
当時“風邪”が冬から周期的に広く流行
「“風邪”は星からの影響」と考えた占星術師が
イタリア語で「Influenza(影響)」と名付ける → 英語で「インフルエンザ」と呼ばれた
Q2.
A 偏平足は疲れやすい
偏平足が疲れやすいワケ

通常の足…“土踏まず”のアーチがあり アーチがバネの働きをする 走ったり歩く時に地面から受ける衝撃を吸収
偏平足…“土踏まず”のない偏平足はアーチがないので 地面から受ける衝撃がそのまま下半身にかかり 疲れやすくなる
“舌足らず”の原因は舌の動かし方
舌はほとんど筋肉でできており 舌の筋肉を使い思い通りに動かすことで言葉を正しく発音
↓ ところが…
舌の動きが鈍いと 発音が不明瞭になり “舌足らず”な話し方になる
Q3.
B ミイラ
※10月20日放送にて訂正あり
(正解は「ミイラ」としていたが…「化石」も漢方薬として使われていた とのこと)
江戸時代の万能薬 “ミイラ”
・江戸時代 ミイラは万病に効く薬とされており オランダなどヨーロッパから輸入されていた
・頭痛・めまい・胸が苦しい時 ミイラの一部を煎じて飲むと治る
・肺病などの止血薬や鎮痛剤としても用いられた
薬匙にまつわる言葉
江戸時代 医師は薬種問屋から生薬を買い 百味箪笥(ひゃくみだんす)に保管し 患者の症状に合わせ調合
秤を使わず薬匙だけで計って調合していたので 状況に応じた手心の加え方を表す意味 → 匙加減(さじかげん)
患者に治る見込みがないと診断し 医師が匙(さじ)を投げ出し治療を断念 → 匙を投げる

【おまけ】
テレビ業界の噂“女優は顔に汗をかかない”
→ A. ホント
“女優は顔に汗をかかない”の真実

皮フが気温上昇を感じると視床下部にある温ニューロンが活性化され発汗活動
↓ 集中していると…
大脳の興奮が抑えられ 汗腺を刺激する信号が送られなくなり発汗が抑えられる
印籠(いんろう)の中に入っているものは?
→ A. 薬(常備薬)
印籠は携帯薬入れ
印籠…印籠の「印」は印鑑のこと もともとは判子や朱肉を持ち運ぶためのもので 後に薬を入れる容器として転用
薬籠(やくろう)…本来の薬入れ 印籠と区別していたが いつの間にか両方とも“印籠”と呼ばれるようになった
・解説
医師・医療ジャーナリスト
森田豊氏