○常識クイズ!どっちがホント!?
意外と知らない「誕生秘話」編Part32
始球式といえば…空振り
Q1.始球式で空振りをするようになったきっかけはどっち?
A 政治家が投手をつとめたから
B ストライクが入らず試合が始められなかった
Q2.日本人初の特許はどっち?
A 花火
B 金魚
【正解】
Q1.
A 政治家が投手をつとめたから
日本初の始球式
・1908年(明治41) 早稲田大学野球部vsリーチ・オール・アメリカン(米・メジャー選抜)の親善試合
↓
・始球式をつとめたのは政治家で早稲田大学創設者・大隈重信氏
↓
・打者は早稲田の学生 大隈氏が投じた一球は…ストライクゾーンを大きく外す一球
すると早稲田の打者は…
↓
「(大隈先生に恥をかかせるわけにはいかない…)」
・機転を利かせわざと空振りしストライクに!
→ 投手役に敬意を表す行為として「始球式は空振りするもの」が定着
アメリカ初の始球式は…
1910年(日本初の始球式から2年後)のウィリアム・タフト大統領
・体重140キロもある大統領の運動不足を心配した側近が「痩せさせよう」と企画したことから始まる
Q2.
A 花火
・1885年(明治18) 日本で特許制度スタート
↓ (その2年前)
・1883年(明治16) 米国で特許を取得した日本人が!
↓
花火職人の平山甚太氏
・化学薬品を使用した複数色の「西洋花火」を日本で最初に作り始めた人物
↓
平山氏が米国で取得した特許は…
「Daylight Fireworks」=「昼花火」
・昼に打ち上げる花火で 花火が炸裂すると 中からは和紙で出来た人形(約2m)が飛び出し ふわりと空中を漂うものだった

↓
・当時 平山氏は英国人に見本を渡したところ 偽物が作られ商売に支障をきたした
英国で特許を取得しようとしたが 取れなかったため 商売のターゲットを米国に移し 米国特許を取得
・解説
作家・雑学王
唐沢俊一さん