○常識クイズ!どっちがホント!?
意外と知らない「誕生秘話」編Part31
青森ねぶた祭り・弘前ねぷたまつり…ともに8月7日まで
Q1.「ねぶた(ねぷた)」とはもともとどんな行事だった?
A 眠気を追い払う行事
B 食欲不振を解消する行事
Q2.ラジオ体操の振り付けを広めたのはどっち?
A 電器店の店主
B 郵便局員
【正解】
Q1.
A 眠気を追い払う行事
ねぶた(ねぷた)の由来(諸説あり)
・忙しい夏の農作業中におそってくる「眠気」を追い払うため 灯ろうに眠気を移し 海や川に流した「眠り流し」という行事から
語源:「眠り流し」→「ねむた流し」→「ねむた」→「ねぶた(ねぷた)」と変化したものとも言われている
他にもこんな説が…
平安時代 征夷大将軍の坂上田村麻呂が朝廷の命令に従わなかった奥州の蝦夷を討伐するために 大きな灯ろうを作り 笛や太鼓を打ちならし 相手をおびきよせ捕らえた
Q2.
B 郵便局員
ラジオ体操のルーツ
1925年 アメリカの保険会社が保険加入者の健康増進を目的に開始
↓
日本では…
1928年(昭和3) 当時の逓信省簡易保険局の発案で始まる 同局の課長が保険事業に関する調査のため訪米した際 この保険会社のラジオ体操を知ったのがきっかけ
↓
名称を「国民保健体操」とし 日本放送協会(NHK)でラジオ放送開始

↓ (しかし…当時のラジオの普及率は5パーセント)
逓信省は全国の郵便局員を導入し 振り付けなどの実演会を開き ラジオ体操の普及に努めた
放送を担当したのは江木理一(えぎりいち)アナウンサー 江木氏は軍楽隊出身
↓ (そのためか…)
初回の第一声では「気をつけ!…」と軍隊調の号令で始めてしまう
同僚などから注意され 翌日からは「みなさんおはようございます ラジオ体操の時間です」と改め 広く国民から支持されるアナウンサーに
↓
戦後の1946年(昭和21) GHQにより放送中断となったが 国民の声により 1951年(昭和26)に復活 この時に改定された振り付けが現在に至っている
・解説
作家・雑学王
唐沢俊一さん